3. アゲハ蝶の終齢幼虫(アオムシ)が突然ミカンの木からいなくなる理由

小3の息子の夏休みの自由研究で、私もミカンの木をよく見るようになって、あることに気付きました。

それは、ミカンの木にいたはずの終齢幼虫(アオムシ)が、ある日突然姿を消すことでした。

最初は「悲しいけど、天敵の鳥にやられたんだよ」と息子と話していました。

ところが、ほとんどの幼虫がいなくなって
「ん?これは、さすがにおかしいぞ」
と思うようになり、さらに深く追っていくことで、その理由がわかりました。


(1) 2021年9月11日 蛹になる旅
裏庭のミカンの木を観察していると、突然、前日までいた終齢幼虫(アオムシくん)がいなくなることがあります。「どこに行ったのだろう」と、ずっと疑問でした。

裏庭を観察し続けていると、ある日の15時に、アオムシくんたちが、ポトっと地面に落ちる姿に出くわしました。

落ちてしまって、かわいそうだと思い、ミカンの木にもどしてあげたのですが、どうやら事情が違ったようです。
後日、14時ごろ裏庭で観察していると、ポト、ポト、ポトと3匹ほどアオムシくんたちが立て続けに落ちたのです。

これは、何か違うなと思って、ネットで色々調べてみると、アオムシくんたちは、蛹になる場所を探しに食木であるミカンの木を離れるのだ、ということを知りました。

この動画は、珍しく、ダイブせずに幹を伝って地面に降りる姿を観察できたので、それを収めたものです。

健気にがんばるアオムシくんの賛歌として、詩も作っちゃいました。駄作ですが(笑)



(2) 2021年9月29日 蛹になる旅
裏庭のミカンの木からブロック塀を伝っているアゲハの終齢幼虫(アオムシ)を見かけました。アオムシは、蛹になる前、大抵、食木であるミカンの木を離れ旅に出ます。旅に出るとき、ミカンの木からダイブするのを何度も見ましたが、ブロック塀からは初めて見ました。

倒れても倒れても前へ。

健気にがんばる姿には、心を打つものがあります。



(3) 2021年9月12日 ナミアゲハのアオムシくん(終齢幼虫)、蛹になる場所・物件を探す旅 ~ Good bye 裏庭ミカンの木 ~

ナミアゲハの幼虫がブロック塀を登って、旅している姿を見かけました。14時前後に裏庭にいくと、いるんですよね、蛹になる旅に出た終齢幼虫、アオムシくんが。

日曜なのもあり、時間があったので、追ってみました。

ブロック塀の穴の中で蛹になるケースも多いのですが、このアオムシくんの結果は、隣の家の敷地に入り、ここで蛹化するのかと思いきや、ちょっと目を離した隙に、どこぞに行ってしまいました。

どこかで蛹になって、そんでもって、蝶になっていてくれればいいなあ。

うちの裏庭のミカンの木の幼虫たちは、元気があるようで、ミカンの木から20m以上離れたところで蛹化したりするのも珍しくありません。

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